大豆胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種のイソフラボンが、動脈硬化の改善に良い効果があります。
イソフラボンの働きは、善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らす効果があり、血液の粘度を下げサラサラの血液にします。
女性にとっては、年齢が増すごとに女性ホルモンが減少してきて更年期障害など色々な影響が出てきます。
イソフラボンは女性ホルモンと同じような働きをすることで、代用して考えられています。
イソフラボンの一日の摂取量は40mgから50mgが適量です。
この量は、豆腐半丁(150g)・きな粉20g・納豆1パック(60g)が、一日のめやすになります。
イソフラボンは摂りすぎても排せつされますが、過剰な摂取は栄養分の偏りよくありません。
イソフラボンを多く含む食品では、上記したものに加え大豆飲料・油揚げ・みそ汁などがあり、あじ・ぶり・さばなど、背の青い魚とキノコ類・海藻類などを一緒に食べると更に効果的と考えられています。
動脈硬化の改善に効果があるとされる物質は、上記した食品に含まれる「エイコサペンタエン酸」「ドコサヘキサエン酸」「ダイエタリーファイバー」などです。
日本人の食生活の中では、イソフラボンを含んだ食事は日常的に食べられていて、統計からも欧米人に比べ発症率が少ないといわれています。
その中でも年期障害・循環器疾患・骨粗鬆症などの発症率が低く、これはイソフラボンの摂取量が多いことを意味しています。
イソフラボンはコレステロールのバランスを改善し、この酸化を防ぐことから動脈硬化を予防すると考えられています。