Pages

動脈硬化の予防には緑黄色野菜

動脈硬化の要因で考えられるものに塩分の過剰摂取があります。
塩分は大切な栄養分ですが、過剰な摂取は高血圧を始めさまざまな疾患の要因に挙げられます。

塩分であるナトリウムは、過剰に摂りすぎた場合これを排せつする物としてカリウムが有効と考えられています。
カリウムは緑黄色野菜に多く含まれていて、水に溶け出しやすいく熱にも弱いので、水洗いは素早く加熱はあまり行わない調理方法が、カリウムを失わずに摂ることができます。

カリウムはナトリウムと一緒に尿で排せつされます。血液中のナトリウムが増えると水分で濃度のバランスを取り、細胞内は浸透圧でバランスを保ちながら調整しています。

カリウムを多く含む食品では、かぼちゃや小松菜・春菊・にら・にんじん・ブロッコリー・ほうれんそう・芽キャベツ・さつまいもやじゃがいもなどに多く含まれていて、動脈硬化や高血圧の予防に効果的に働きます。

身体のナトリウム分の調節には、カリウムの存在が不可欠になりますが、カリウムの摂取と同時にカリウムを多く含む食品を摂取することで、ミネラル分やビタミン類も多くとることができます。

カリウムを含む食品にはビタミンAやビタミンC、鉄やカルシウムなどの栄養素も豊富で、更にこれらの栄養素は、過剰に摂取した脂質やコレステロールに対して、悪玉コレステロールを排せつする作用があります。

緑黄色野菜はこれに含まれるカリウムの働きで、動脈硬化や高血圧症など塩分が影響する疾患に対して、予防や改善に効果的に働きます。

食事の中に、野菜を積極的に取り入れるように心掛けましょう。
野菜で摂ることに抵抗のある方は、野菜ジュースを利用する方法もあります。



      20090317_665086.gif