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肥満が大きく影響する動脈硬化

動脈硬化の原因で、密接な関係にあるものが肥満です。

肥満は動脈硬化を引き起こす一番の原因と考えられています。

肥満は動脈硬化のみならず、生活習慣病や成人病の原因にもなりうる、最も注意すべきことです。

日本人について考えると、食事が昔と比べ総摂取量は減少傾向にあるものの、栄養の偏りは依然としてあり、脂質の多い食べ物の摂取量が増加しています。

日本人の体質は少量の食事量でも身体は維持できるが、食生活が欧米化していることで、太りやすい食事生活環境にあります。

男性の21%、女性では19%が肥満になっていて動脈硬化が懸念され、更には生活習慣病や成人病のリスクが高まっています。

肥満の身体への影響は、高脂血症、動脈硬化を進行させます。

人の身体は食べたものから得たブドウ糖を膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンで、身体を動かすもとのグリコーゲンなどにかえて蓄えます。

しかし内蔵型肥満になると内臓脂肪細胞から、インスリンの効きを悪くするTNF-αが分泌され、肥満の原因となる中性脂肪を分解する作用を低下させます。

この為に肝臓での中性脂肪の合成を高める結果となり、高脂血症、動脈硬化を進行させます。

肥満が最も原因と考えられる動脈硬化の種類は、細動脈硬化とアテローム硬化と言われます。

動脈硬化を予防するには、日常の食生活の改善が重要で、過食しないカロリーコントロールが大切になります。


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